ヒノキの森の案内人のページ

『資本論』に学びながら、世の中の矛盾について考えたことをつづっていきます。

ネタニヤフ政権によるガザ地区への軍事攻撃に反対する!    ハマスによるイスラエルへの軍事攻撃に反対する!

 わたしは、ネタニヤフ政権によるガザ地区への軍事攻撃およびパレシチナ自治区ガザ地区を実効支配するハマスによるイスラエルへの軍事攻撃――この双方による軍事攻撃の即時停止を求めます。
 
 ガザ地区を実効支配するハマスイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けました!
 周到に用意されていたとはいえ、自暴自棄ともいえるハマスによる奇襲攻撃をせざるを得なかった・その背景には以下のことがありました。
 
 アメリカが、中東支配のために、イスラム圏の宗主を自任するサウジアラビアイスラエルの和平合意を画策しました。他方、イスラエルによる「天井なき監獄」といわれるような封じ込めにあっているガザ地区の住民が、猛暑の中での慢性的な停電と失業による生活苦に抗議するために、ハマスにたいして数千人がデモに立ち上がりました。デモの参加者は、カタールからガザの貧困世帯に対して毎月支給される100ドルの手当から15ドルの手数料を差し引いていることを批判してもいる、とアラブニュースは伝えています。
 そのような中で、エルサルムにあるイスラム教の礼拝所「アレアクサ・モスク」で夜明けの祈りの直後、イスラエル警察がモスクに侵入し、多くの負傷者を出したばかりか、それに抗議したパレスチナ人が逮捕されてしまいました。
 中東で孤立化していくことに危機感を持ったハマスが、このような現実を打開しようとして、イスラエルへの奇襲攻撃を行った、といえるのではないでしょうか。

 このハマスの攻撃に対して、ネタニヤフ政権のガラント国防相は、ガザ地区に対して、「電気、食料、水、ガスの全てを封鎖する。我々は動物と戦っているのであり、それに応じた行動をとる」などと、同じ人間とは思えない、まるでナチスホロコーストを彷彿させるような非人間的な言辞を吐いています。
 そして、ネタニヤフ政権は、住民たちをガザ地区から追い出すために、空爆を続けながら(※今日の報道では、ガザ地区の病院が爆撃され、500人以上が死亡したとのことです)、南方へ退避せよと国連を通して通告してきたのです。着の身着のままパレスチナ住民たちが退避してきても、エジプトの検問所は閉ざされたまま、ガザ地区の住民を受け入れようとはしません。

 そして、米国のバイデン政権をはじめ欧米政権は、ハマスの奇襲攻撃に対してガザ地区に報復攻撃を仕掛け地上軍の投入の方針も表明しているイスラエルのネタニヤフ政権を全面的に支持している始末です。これが、資本主義社会における戦争の姿です。絶対に許せません! 

 イスラエルのネタニヤフ政権は、空・陸・海からの軍事攻撃を直ちに止めよ!

 ガザ地区の住民たちの〝現代のホロコースト〝=インフラ供給の停止を直ちにやめて、供給し、ガザ地区の封鎖を解除せよ! 

 ガザ地区からのパレスチナ人民の締め出しを狙った「ガザ地区からの退避通告」を即時解除せよ!


 ハマスは、イスラエルへの軍事攻撃を直ちに止めよ!

 全世界の労働者・市民は、イスラエルのネタニヤフ政権によるガザ地区への軍事攻撃に反対しよう!
 全世界の労働者・市民は、ガザ地区の住民を支配するハマスによるイスラエルへの軍事攻撃に反対しよう!!
 今こそ、パレスチナおよびイスラエルの労働者・市民と連帯して、民族・宗教対立をのりこえて、国際的な反戦闘争を創りだそう!