ヒノキの森の案内人のページ

『資本論』に学びながら、世の中の矛盾について考えたことをつづっていきます。

ガザ市の配給列にイスラエル軍が砲撃!

  イスラエル軍が、ガザ市で支援物資配給を待つ住民の列に、戦車から砲撃した、というニュースを夕刊で知りました。なんとも許せない! 絶対に許せない!
 ガザ地区の保健当局によると、昨日(1月25日)、ガザ市で支援物資の配給を受けるために並んでいた人民たちがイスラエルの戦車からの砲撃を受け、少なくとも20人が死亡し、150人が負傷したとのこと。
 しかし、この150人の負傷者の中には重傷者がおり、イスラエル軍医療機関を破壊したため、今後死者数が増える可能性が大です。
 1月25日は、国際司法裁判所によるイスラエルのガザへの軍事攻撃に対する仮保全措置についての判断が示される日の前日です。
 ************************
 イスラエルによるガザ地区への軍事攻撃がジェノサイド(集団殺害)に当たるとして南アフリカが提訴した裁判で、国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)は1月24日、イスラエルに軍事攻撃の即時停止やジェノサイド防止措置などを命じる仮保全措置についての判断を1月26日に示すと発表していました。
イスラエル側は、あくまでも、軍事作戦は市民ではなくイスラム組織ハマスを相手にしたものだなどと、正当性を主張しています。
 その24日には、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の施設が、イスラエル軍から砲撃を受けました。砲撃を受けたのはUNRWAの職業訓練センターで、約3万人が避難しており、被弾した建物には約800人が避難していました。少なくとも9人が死亡、75人が負傷したとのこと。
 ***************************
 一方、イスラエル紙ハーレツは、ハマスイスラエルが一時休戦について多くの点で合意した、と報じています。しかし、「一時休戦」は次の攻撃の合間であり、恒久的な「即時停戦」ではありません。いかに欺瞞的なものでしかないかということについては、2023年12月25日のブログ(★「人道支援促進決議」の骨抜き化)および2023年12月02日のブログ(イスラエル軍によるガザ攻撃再開、弾劾! 戦闘の「人道的休止」の欺瞞!)を参照してください。

 

 即時停戦! イスラエル政権のパレスチナ住民たちへのジェノサイド弾劾!
 国際法にも従わないイスラエル政権の残虐極まる横暴を、世界の労働者・人民は、許していいのか!? 
  「二国家共存」を否定する、ネタニヤフ政権を許すな!
全世界の労働者・人民は、民族対立および宗教対立をのりこえて連帯し、反戦闘争を創りだそう!

 

〔追記〕
 国際司法裁判所が、1月26日、「イスラエルは、ジェノサイド条約におけるジェノサイドに相当する行為を直ちに止めるべし」という仮処分が15:2で決定された―― とX(旧:ツイッター)に書き込みがありました。
 さらに、わたしは、付け加えなければなりません。

 イスラエルの労働者・人民は、全世界の労働者・人民と連帯して、シオニズムの呪縛を解き放ち、ネタニヤフ政権を打倒しよう!