ヒノキの森の案内人のページ

『資本論』に学びながら、世の中の矛盾について考えたことをつづっていきます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

「袴田事件」の冤罪の深層を探る

本題に入る前に、いわゆる「袴田事件」の簡単なまとめを行います。 ☞今から58年前の1966年6月、静岡県清水市で味噌製造会社の専務の自宅が全焼し、焼け跡から一家4人の遺体が発見されました。4人は、刃物でめった刺しにされたていました。事件から2か月後、…

だから、「冤罪」は無くならない!

「公判が持たない」と、2021年7月起訴取り消しになった大河原化工機冤罪事件。翌年、警視庁公安部で実施された・捜査の問題点検証の為のアンケートは、警視庁幹部に叱責され、「廃棄」に! こういうことだから、冤罪はなくならない! 毎日新聞はこのアンケー…

日本被団協がノーベル平和賞を受賞 ――「核のタブー」の意味?

1 日本被団協のノーベル平和賞受賞は冷静に受け止めるべきでは? 今年のノーベル平和賞は、70年近くの長きにわたって、核兵器廃絶と反戦を訴えてきた・日本原水爆被害者団体協議会(略称:日本被団協)が受賞しました。 ※広島と長崎に原爆が投下されてから9…

 長崎「被爆体験者」訴訟の深層

今年9月21日、岸田首相は、長崎「被爆体験者」訴訟の原告のうち15人を「被爆者」と認めた長崎地裁の判決(9月9日)に対して、なんと〝控訴〝すると表明しました。他方、〝救済策〝として医療費の助成を≪被爆者と同等≫とする、という欺瞞的な政治的「解決策」…

長崎「被爆体験者」訴訟判決の欺瞞

79年前、長崎で米国が投下した水爆の被害に遭いながらも、国の引いた援護区域外に居たため、被爆者とは認定されない・「被爆体験者」44人(うち4人死亡)が原告となり、長崎県と長崎市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の判決が、9月9日長崎地裁でありま…

「大川原化工機冤罪事件」の深層を探る     ――裁判所の犯罪を暴く

★★★大川原化工機国賠訴訟の「判決」に記載のない裁判所の罪 CALL4のサイトに第1審の『判決要旨』(A4、9ページ)が公開されているので、参考にしました。全文ではないので、詳細は分かりませんが、わたしが一番知りたかったことは、コンパクトにまとめられ…

「大川原化工機冤罪事件」の深層を探る     ――公安警察と検察の犯罪を暴く

★初公判の4日前に〝起訴取り消し〝 ★★★ 生物兵器生産に転用可能な噴霧乾燥機を中国に輸出したとして、大川原化工機の社長ら幹部3人が外為法違反で逮捕・起訴され、1年近く勾留されました。その後、初公判の直前になって起訴を行った人とは別の検察官が〝起…

「大川原化工機事件」の深層――「事件」は捏造された!

はじめに――冤罪事件の概要 「大川原化工機事件」とは、まさに警視庁公安部と東京地検によって捏造された「冤罪事件」といえます。 ▼社長ら3人の逮捕前の事前捜査 問題となったのは、大川原化工機が製造する「噴霧乾燥機(スプレードライヤ)」で、液体を高温…

「警察が事件を捏造」した大川原化工機冤罪事件!  本日、国家賠償訴訟の控訴審始まる!

「警察が事件を捏造」した大川原化工機冤罪事件! 本日、国家賠償訴訟の控訴審始まる! 大川原化工機(株)は、生物兵器製造に転用できる装置を無許可で中国などへ輸出したとして、社長ら3人が約1年の勾留後、2020年3月起訴されました。しかし、その後、東京…

「経済安保情報保護法」の成立に抗議します!

2024年5月10日、「特定秘密保護法」(2014年12月施行)が監視対象とする国の安全保障に関する機密情報(防衛、外交、スパイ・テロ防止の4分野に限定)の保全対象を経済安全保障分野にまで広げる「重要経済安保情報の保護及び活用に関する法律」(※以下、「経…

イスラエル軍のラファ空爆を弾劾する!!

イスラエル軍のラファ空爆を弾劾する!! イスラエル軍は、5月26日、国際司法裁判所から攻撃をただちに停止するよう命じられたにもかかわらず、パレスチナ人の避難区域に自分たちが指定したそのラファを空爆しました。多くのテントが跡形もなく焼け落ち、…

すべての原発を即時停止に!

2024年3月11日、福島第一原発事故から13年目を迎え、第126回目の「追悼と東電抗議」集会が行われ、わたしも参加し、全ての原発の廃止への決意を固めました。 *能登半島地震から、わたしたちは、何を学ぶべきか? 今年の元日早々、午後4時10分ごろ、石川県能…

「労使自治」に魂を吸い取られた「連合」指導部

「連合」指導部は、経団連の『労使自治を軸とした労働法制に関する提言』(以下、『提言』)に対して、翌1月17日に事務局長談話を発表しました。 この談話で、清水事務局長は、「提言は、労働法制について、労働者の健康確保等にかかわる最低限のルールと…

経団連の『労使労使自治を軸とした労働法制に関する提言』に抗議する

日本経済団体連合会(経団連)は、大企業の2024春闘方針たる「経営労働政策特別委員会報告」公表と同日の1月16日に、『労使自治を軸とした労働法制に関する提言』(以下、『提言』)を公表しました。 ☞タイトルがヤバすぎる!!▼タイトルから、透けて見え…

2024「労使フォーラム」の欺瞞

2024年1月24日、経団連は、経営側の基本スタンスを周知することを目的とした「労使フォーラム」を開催しました。このフォーラムの総合テーマは、=「人への投資」促進による「構造的賃金引上げ」の実現=です。 「人への投資」促進による―― とは、労働力商品…

ガザ市の配給列にイスラエル軍が砲撃!

イスラエル軍が、ガザ市で支援物資配給を待つ住民の列に、戦車から砲撃した、というニュースを夕刊で知りました。なんとも許せない! 絶対に許せない! ガザ地区の保健当局によると、昨日(1月25日)、ガザ市で支援物資の配給を受けるために並んでいた人…