イスラエル軍は、5月26日、国際司法裁判所から攻撃をただちに停止するよう命じられたにもかかわらず、パレスチナ人の避難区域に自分たちが指定したそのラファを空爆しました。多くのテントが跡形もなく焼け落ち、パレスチナ人民の女性や子ども、高齢者たち300人近くが犠牲になり、死者は45人にのぼっている、と伝えられています。まったく人間のすることではありません!
この蛮行に対する国内外からの批判の声が高まったことに対して、ネタニヤフ首相は27日、「ラファでは約100万人の退避を済ませていた。民間人への危害を防止する努力にもかかわらず、悲劇的な間違いが起きた」、と議会で空爆について釈明しました。その一方で、ハマス壊滅といった目的を達成するまで「戦争をやめない」と攻撃継続の意志を改めて強調していました。
そして、そのネタニヤフ首相のことばどおり、イスラエル軍は、28日、ガザ最南部のラファ中心部への地上攻撃を拡大したのです。
シオニスト・ネタニヤフ政権は、〔この戦争は、ハマスが望み、始めた戦争だ〕と主張していますが、全くの欺瞞です。彼ら権力者たちは、米国の全面的支援を受けながら、「ユダヤ教」を根拠にして、パレスチナの地から住民たちをひとり残らず追い出し、将来の自らへの復讐の種となる女性や子どもたちを根絶やしにすべくジェノサイドを行っている、としか考えられません。彼らには、国連も国際法も止める力にはなりません。
即時停戦! イスラエル政権のパレスチナ住民たちへのジェノサイド弾劾!
全世界の労働者・人民は、今こそ連帯し、イスラエル政権の蛮行を許さず、ハマスの軍事行動も止めよう! 自国政府のイスラエル支持に反対しよう!
イスラエルの労働者・人民は、シオニズムの呪縛を解き放ち、ネタニヤフ政権を打倒せよ!!
(2024.05.28)